管理会社の見積書
そもそも管理会社さん(当時はH社)の提出してきた見積金額は6000万円でした。
うちのマンションは68世帯です。6000万円ですから一世帯約88万円。見積の金額を聞いたときは「安いな」と感じたんです。
CIPにも相談しましたが『管理会社Hさんとしては安い金額ですね』と言っていました。
でも精査してみたところ管理会社さんの見積には大分抜けがあったんですよね。
だから修繕委員会で設計範囲や仕様を検討して、設計仕様は塗装材料のグレードがひとまわり良いものを使って、しかもバリューアップ工事を色々をつけました。
金額は約6150万円でしたので、H社の見積金額だけを知っている人からみれば一見あがっているように見えますが、グレードを上げて、バリューアップ工事もできたので満足感があります。
大規模修繕工事の基本内容
一般的な大規模修繕工事の基本的な工事内容はこんな項目です。
・足場工事
・洗浄工事
・下地補修工事
・塗装工事
・防水工事(アスファルト防水工事、長尺塩ビシート防水工事に分かれていました)
・ウレタン防水工事
・シーリング工事
・現場管理費
・共通仮設費
・一般管理費(総合請負会社の利益)
バリューアップ工事の内容
ウチのマンションでは基本的な工事以外にバリューアップ工事を行いました。
・エントランス扉の自動扉化
・共用廊下の照明器具の交換
・機械式駐車場の撤去
・植込み一部撤去・通路の新設
・雨どいの補修
理事会から総合請負会社や管理会社に直接見積を取ると、このあたりの付帯工事は提案されないと思います。
設計事務所を入れてよかったと思う点です。
〔2014年6月3日 更新〕