大規模修繕工事完了までの軌跡 > 現場代理人

現場代理人


今回の大規模修繕工事成功の秘訣は、CIP須藤社長から「こんな現場代理人がいるよ」って「優秀な現場代理人」のMさんを教えていただいたから大成功だったんだと思います。

総合請負会社を選定する際、3社のヒアリング(面接)をしたんですが、実は小野工建さんにMさんはいらっしゃらなかったのです。
もう少し若い方がいらっしゃってて。ヒアリング後、他の役員の方はみなさん小野工建さんを押していました。私1人が 小野工建さん以外の代理人さんを押したんです(笑)というのも現場代理人さんのコミュニケーション能力を重視したからなんです。

ヒアリングから10日後ぐらいに須藤社長から電話があって、小野工建さんでコミュニケーション能力が高い代理人さんがいる、と。神戸の大規模マンションで実績のある人だということでした。それでもう一度考えました。他の役員さんは小野工建さんを押しています。ですが私は他の会社にしたいと思っています。数の原理からいえば小野工建さんなんですが、役員の皆さんは修繕委員の私に気を使ってくださって。それを須藤社長は察してくれたのだと思います。
Mさんの人柄をみて小野工建さんに決定しました。それが結果的に大成功だったんですね。
工事のあとは今まで以上にどんな方を現場代理人に採用するかがいかに大きいか、とつくづく思いました。

大規模修繕工事が成功するかどうかは施工業者選定に重みがあります。そこが成功の鍵だと思いました。
ですから、良い施工業者さんを選定するためにどうやって選定したらよいか、をコンサルタントや設計事務所さんにアドバイスしてもらえることが組合にとってありがたいことなんじゃないでしょうか。

大規模修繕工事中の検査・報告・定例会議


大規模修繕工事の場合、工事は100%現場代理人に任せているわけですから、我々はチェックするだけです。現場代理人さんの出来が良ければチェックしなくてもすむものが、出来が悪い方だと我々が細かくチェックしなくてはならない。しかも出来が良い方がやった仕事結果とは差があると思います。

良い施工会社さん、現場代理人さんと出会えたと感じる一番の理由はなにか?というと、こちらが指摘した事に対応する、というのはあたりまえだと思うんですけれど、この現場代理人さんの場合は先手先手で仕事を進めてくれました。
これは現場代理人という仕事だけじゃないと思いますが、その辺をキチっとやってくれた方だったので安心感がありましたし、アンケート調査の際もその方の協力がなかったら、ここまで住民の皆さんの意見を吸い上げられたかな?と思います。

現場代理人のMさんは先手先手を打ってくれるところとコミュニケーション能力が高いことが良いところだと思いました。
それはどうゆう時に感じたかというと、まずメーリングリストで毎日報告があるんです。
そしてその他に電話でも細かく対応頂きました。電話ですら報告しない方っていると思うんですけど、彼の場合は120%ぐらい、細かいことまで丁寧に説明してくれました。こちらが欲しいと思っている以上のものをフィードバックしてくれる、と。これはもって生まれたものというか感性もあるのでしょうが…。

工事が始まってからは月に一度の定例会がありましたが、その他でも毎日、現場監督さんからメールをもらいました。写真つきで報告してもらいましたので、月に1度の定例会は報告もらった内容の確認でした。毎日報告を頂いていたので、定例会で「そんな事があったのか!」とか「どうなっているんだ?」とかはなかったですよ。
あの丁寧な報告内容やボリュームは中々ないですし素晴らしかったですよね。なにより解りやすかったです。
器用な方で、大規模修繕工事のお知らせなんかにイラストを入れてくれたりしました。なごみますし、イラストがあったほうが皆さんもご覧になったように思います。
CIPで行っている業者選定方法は、現場監督さんと実際に面接してもらって決めていますし、メーリングリストを作って、関係者には漏れずに送信できるようにしたり、情報を共有するようにしていました。

第三者のチェックという意味ではCIPが監理者として入っていました。現場代理人さんのチェックを補う上で一定の効果はあったと思いますが、なにせ現場代理人さんがしっかりしていました。


〔2014年6月3日 更新〕

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