マンション管理会社交替・委託管理費6割削減までの道のり

マンション管理会社交替・委託管理費6割削減までの道のり

4.コンサルタント採用の検討

08年2月初旬に、私は神戸のある書店で週刊ダイヤモンドの「マンションが危ない」という特集記事を偶然見つけて購入した。
特集記事のなかには、委託管理費削減の成功例が幾つか掲載されており、そこにマンション管理コンサルタントのCIPが委託管理費の無料査定を行っているのを知り、CIPのホームページから必要事項を入力した。後日、CIPから、直近の決算が載っている総会資料他をFAXするよう連絡があり、すぐに対応した。

約2週間後の3月始めにCIPから査定結果の見積が送付され、その直後に須藤社長から「社内会議の結果、貴マンションの委託管理費が相当割高であるので一度説明に伺いたい」旨の連絡があった。須藤社長の連絡は委託管理費を何とか削減出来ないかと常々考えていた私にとって渡りに船だった。

丁度この頃にはH社の見積に対する不信が理事会内で決定的となっていたので、私はこの機会に委託管理費の削減を一挙に進めようと考えた。
私はH社に対する不信感をあらかさまに口にするようになっていたI理事長、H副理事長、N理事に声を掛けて、K管理人が休日の3月中旬の日曜日にマンションの集会所でCIPを招いて勉強会を開くことになった。
勉強会では、須藤社長がCIP方式の削減方法や削減事例を紹介した。CIPの「公平、公正、透明」の社是に出席者全員が共感を覚えたが、一方で「CIPは信頼出来る会社なのか。もし信頼出来るとしても、そううまく事が運ぶ筈がないので慎重に進めた方がよい。」と言う意見もあった。

私はCIPのブログで、某マンション管理士会で理事をしていた大規模修繕監理のオーソリティであるA氏がCIPに講演に来ていた記事を見つけ、同マンション管理士会でA氏と一緒に活動していた父にその話をした。
後日、父から電話があり、A氏が「CIPとは一緒に仕事をしたことあるが、コンサルに採用しても間違いない会社だ。」と言っていたことを聞き出し、先の勉強会に出席していたメンバーにCIPは採用しても大丈夫だと伝えた。
私自身は、管理組合自身が委託管理費削減を行うのは、業者選定面で偏ったりする恐れがあることや、住民に対してプロセスなどを説明するのが非常に困難であることを、委託管理費削減に成功した他のマンション管理組合の役員のブログなどを読んで理解していたので、コンサルを入れて「公平、公正、透明」に進めていくことが委託管理費を削減する近道だと考えた。

I理事長は「確実性を優先として早期実現に向ければと思う。」、N理事も「管理会社変更を前提に話を進めていこう。」とCIP採用に向けて動き始めた。

〔2009年5月8日 更新〕

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